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PROJECT
STORY01

聴覚障がいのある方の耳や
視覚障がいのある方の目となるものを
開発、製造せよ。

「テレビが聞けるワンセグラジオ」「目で聴くテレビーアイドラゴン」共同開発プロジェクト
システックでは、この10年の間に株式会社アステム様と共同で障がいのある方に向け家電を開発した。その一つが、聴覚障がいのある方に向けた手話と字幕のCS番組「目で聴くテレビ」を見るための専用受信機アイドラゴンだ。そして、もう一つが、視覚障がいのある方がテレビ放送を受信できるワンセグラジオ「テレビが聞けるラジオ」。この障がいのある方に向けた家電がどのように誕生したのか。今回はそのプロジェクトに関わったメンバーに、当時の様子を振り返ってもらった。

Members Introduction

  • 営業担当

    システック側の窓口として、お客様の要望のヒアリングやコストの調整などを行う。アイドラゴンでは海外の製造工場探しにも奔走する。

  • PJリーダー

    製品の目的を意識して、提案、お客様と仕様調整を行い、納期、コストを含めてお客様、社内関係部署(製造、購買、資材、品証、品管)、PJメンバー、製品をつなぐキーマン。

  • 設計担当

    入社後、大手メーカーに技術者派遣という形で従事し、システックに戻ったタイミングでアイドラゴンのハードウェア設計の担当に指名される。

「いざ、開発がはじまると、
苦労も多かった」

Q. なぜ聴覚障がいのある方に向けたCS番組の受信機の開発・製造を行うことになったのですか?

営業担当:もともと、システックではCS放送の受信機の開発・製造を行っていました。そこへ、障がいのある方への支援に力を入れているアステム様が、「聴覚障がいのある方へ、より役に立つ受信機を開発したい」と相談に訪れたことがきっかけで「アイドラゴン」のプロジェクトはスタートしました。

設計担当:1995年の阪神淡路大震災の際、聴覚に障がいのある方が必要な情報を得られず苦労するという問題が起こり、そこから難聴者、ろうあ者向けの専門CS番組を制作するNPO法人が立ち上がったのです。アイドラゴンはそのCS番組を受信する、まさに「目で聴くテレビ」といった存在です。

PJリーダー:当時、CS放送の受信機のノウハウを持つメンバーも多数いたので、彼らの力を借りれば、受信機の開発自体はさほど難しくないだろうと思っていましたが、聴覚障がいのある方向けの受信機は初めて。いざ、開発がはじまると苦労も多かったですね。

一人で抱えこまず、
いつでも周りに聞け

Q. どのような点に苦労されたのですか?

設計担当:アイドラゴンは普段も使用しますが、とくに災害時などに活躍する受信機です。そのため、電源も24時間365日入れっぱなしにしておく必要がありますし、受信機自体の耐久性も通常より高いものを求められました。

営業担当:コストや納期とのバランスもとらなければならないし、設計は大変そうでしたよね?

PJリーダー:設計は大変だったと思います。マネジメントする私としても、彼が一人で抱えこみすぎないよう、「自分だけで解決できない問題が発生したら、問題解決の場を設けてPJとして皆で解決しよう。」と声をかけていました。

設計担当:はい。その点は心強かったですね。ソフトでもハードでもわからない問題があれば、周囲に誰かしら答えられる人がいましたから。会社全体としての技術の引き出しの多さはシステックの大きな武器だと思います。

営業担当:あと、このプロジェクトでは、品質を高めながらも、広く普及させるために製造コストをできるだけおさえる必要がありました。そのための海外パートナー探しにも苦労しましたね。

PJリーダー:たしかに。製造工程も大変でした。でも、そうして苦労した甲斐があって、アイドラゴンは聴覚障がいのある方にとって欠かせないアイテムになりましたし、さらに、この開発・製造がきっかけで、アステム様から今度は視覚障がいのある方に向けたワンセグラジオの相談も来ましたからね。

自分たちなら、きっと、できる

Q. 視覚障がいのある方向けのワンセグラジオというのは、どういう製品なのですか?

営業担当:もともと、視覚障がいのある方も情報量が多いテレビ放送をラジオを通して聴くことが多かったそうです。しかし、テレビがアナログ放送からデジタル放送に切り替わったことで、通常のラジオでは聞けなくなり、国もその対策の必要性を感じているという話だったのです。

設計担当:同じテレビ放送でも、アナログとデジタルでは受信機の仕組みもまったく異なります。そこで、私たちはテレビが聞けるワンセグラジオを開発することにしたのです。

PJリーダー:CS放送の受信機と同様に多少の不安はありましたが、システックの強みは「Yes , We can.」の精神。自分たちならできると挑戦することにしました。

スイッチ一つの形でも
様々な気づきがあった

Q. ワンセグラジオではどのような壁が立ちはだかったのですか?

PJリーダー:アイドラゴンの時もそうでしたが、聴覚に障がいのある方、視覚に障がいのある方が、どのように受信機やラジオを使うのか。どういうところに困るのか。最初はそれすら見当がつきませんでした。

営業担当:だから、ご発注者であるアステム様のところにも話を聞きに行きましたし、視覚に障がいのある方にも集まっていただき、製品をさわってもらいながら、意見をいろいろと言ってもらう研究会にも参加させていただき設計の参考にさせてもらいました。

設計担当:視覚に障がいのある方が実際にどう使っているかを確認できたのは貴重な経験でしたね。たとえば、視覚に障がいのある方はスイッチの形もそれぞれはっきりと違いがなければ、操作するときに混乱してしまうわけです。

PJリーダー:スイッチを強く押しすぎてしまうという傾向も確認できたので、スイッチの強度は通常より上げないといけないねといった話もしました。

営業担当:あとは、音声ガイダンスですよね。目が不自由なため、スイッチを押したときにどんな操作をしたのか、音声で伝える必要があり、その文言もアステム様と一緒にすべてゼロから考え、スタジオで録音したのです。

設計担当:試作品ができたあとは、ワンセグ放送の電波を受信できるかどうか、実際に使用される関西エリアにも製品を持っていき、評価試験も行いましたよね。

営業担当:しましたね。こちらの設計通り、受信できた時はうれしかったなあ。

ワンストップでやるからこそ、
全員の意識を高く

Q. プロジェクトに関わるメンバーが一体となって進めていくのですね?

営業担当:大手企業と比べ、人数も少ないですからね(笑)。それに、私たちの会社の特長はワンストップですべてやれること。このワンセグラジオも設計から開発、製造に加え、発売後の修理対応まで、システックで行っています。

PJリーダー:そうなんです。だから、自分たちが障がいのある方々のヒアリングなどで得た情報も、製造や品質管理、検品に関わるメンバーにも共有し、全社一丸となって臨みました。

設計担当:全員が意識を高く持たないと、良い製品はできませんからね。

ロングセラー製品を
もっと生み出したいね

Q. お客様や利用者の方々も喜んでくださったのでは?

営業担当:はい。おかげ様で、依頼してくださったアステム様からも高い評価をいただき、さらに担当者の方からは「このラジオ、視覚に障がいのある方たちからの評判がものすごくいいんですよ」と教えてくださいました。

設計担当:その話を聞いた時はうれしかったよね。設計・開発チームも思わずホッとしました。

営業担当:ちなみに、類似したワンセグラジオは世の中にいくつか出回っているものの、システックが関わったラジオほどのロングセラー製品になっているものはないらしいですよ。

PJリーダー:本当に?それは、うれしいなあ。品質はもちろん、製造コストもギリギリまで調整しましたからね。

設計担当:やっぱり、試作が上手くいかなった時とかにも、この会社は一人じゃないというのが大きいですよね。

PJリーダー:そうだね。だから、システックは請け負った仕事を途中で投げ出すことがない。この社風を引き継ぎ、社会に貢献するよりよい製品を今後もいくつも生み出していきたいですね。

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